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社員研修のスケジュールの立て方!設定する際の7つのポイント

どうせやるなら、評価される社員研修を準備したい!(年間計画と個別計画)

社員研修とは?

人材育成は会社にとって重要な業務のひとつです。

業界や業種を問わず多くの会社で社員向けの研修を実施しています。

「これまでの研修を刷新したい。もっと良い研修にしたい。」

「次の研修は、より成果を出せるようにしたい。」

「目的達成に向けた、具体的な研修の計画を作成したい。」

という声が多く寄せられるなか、準備に時間とコストを大きく割り当てたのにあまり評価されなかったという残念な声を耳にします。

なぜでしょう?

それは、「登場人物により、目的が異なるから。」なのです。

今回は、担当者の方向けに、社員研修の計画からアピールポイントをまとめていきます。

社員研修のスケジュールを作成する流れ

研修のスケジュールを作成する時には、基本的な工程がありますので、まずは確認していきましょう。

研修の目的を決定する

研修計画を作成していく上で、一番大切なことは、「目標・ゴール」を決定していくことです。

研修を行うという事は、何かしらの「課題」があるはずですが、人事・経営・現場では、それぞれの立場で、解決したい課題があります。

課題の改善は、会社の業績アップや社員の雰囲気改善に直結しますので、評価されるはずなのですが、ここでステークホルダーとなるのはもちろん「経営」の立場からの課題解決となります。

研修を計画する上では立場を横断してヒアリングしてみるのも良い方法です。

「What:何を学ぶのか」

「How:どのように学ぶのか」

「Why:なぜ学ぶ必要があるのか」

を具体的にする必要がありますが、研修を実施する段階になり、時間やコストの課題が出てきたときに、経営層の理解があれば、研修に対する理解と協力を得やすくなります。

研修に必要な予算を確保する

既存の研修の場合は、予算の確保は不要かも知れませんが、予め研修予算を確認しておく必要があります。

特に、新しい研修の場合は、予算次第で研修の中身が変わると言っても良いでしょう。

とは言え、研修の見積を外部に依頼することは難しいのですが、「目的」「対象者」「研修に掛けられる時間」を明確にしておけば、費用の相場感をリサーチしやすくなります。

研修方法を検討する

研修の「予算」が決まると、「方法」の選択肢が広がります。

コロナ禍以降、研修は「オンライン」が主流ですが、目的や対象者により、対面が良いのか、オンラインが良いのか、「目的」を優先すると良いでしょう。

研修で得られる「成果」が大きく変わりますので注意が必要です。

また、社内のリソースを活用した研修と社外のリソースを活用した研修では、コストが大きく異なりますが、社内のリソースは無限ではありませんので、ある程度のアウトソーシングは必要です。社内に無い知見を取り入れることが出来ます。

社員の予定を調整する

最後の工程となるのが、「時間管理」です。研修参加者の予定を調整し、日程を作成するのはもちろんですが、運営側のスケジュール調整も必須になります。

また、経営層が研修を見学に来れる日程になるよう調整できれば参加者のモチベーションも上がります。

もちろん、研修に適した日程を探すのは大変ですが、日程調整の際に、運営側と参加者が情報の共有など円滑はコミュニケーションを取ることで、研修時の想定外のアクシデント発生にも対応可能となる場面が増えます。

スケジュール表を作成する

最後に、研修日程のスケジュール表を作成します。

研修の過不足や、実現が難しい日程になっていないか全体を見直すことが出来ます。

研修参加者には、事前に準備する「宿題」を伝えておくことも効果的です。

「宿題」をすることにより研修へ向けた準備ができます。

研修のスケジュールと通常の業務を考慮し、過度にならないように周囲しましょう。

また、告知やリマインドのタイミングも計画に入れておきます。

社員研修のスケジュールを設定する際のポイント

スケジュール作成の流れは確認できましたので、研修を組立て行くときの7つのポイントをご紹介します。

難しい場合は1日で研修を完結させない

研修内容がインプットばかりですと、実際にうまくアウトプットできない場合が散見されます。

アウトプットの場が現場になってしまうことは避け

ましょう。アウトプットを行うことで学んだ内容の理解度をアップさせることができます。

「インプット」→「アウトプット」→「フィードバック」

この流れを短いサイクルで実施することをお勧めします。

例えば、2日間の研修だとしても、1日目を「インプットのみ」2日目を「アウトプットのみ」という配分はお勧めできません。

また、1日で終了する研修の場合は、フィードバックが希薄になる場合が多いので、「研修で学んだことは何か。」、「どう実践していくか。」をフォローするまでがサイクルとなります。

アウトソースするスケジュールを先に固定する

講師を招いたり、社外研修を組み入れる場合は、先にスケジュールを固定してしまう方が、全体の日程調整がシンプルになります。

社内調整を先にしてしまうと、講師の日程が確保できなかった場合や、参加したい社外研修の日程が合わない場合などに、全てのスケジュールを調整しなければいけない場合も出てきます。

基礎的な研修を先に行う

経験年数が同じであっても、参加者の社会人スキル・業界知識などは差があります。

特に新人研修や若年層を対象とした研修では、基礎的な研修は別に行うか、事前に個人で学習できるようにしておくと効果的です。

反面、「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)」は、各研修内で振り返りを行う方が効果的と言われています。

 ミッション:社会に対して果たすべき使命や役割、存在意義

 ビジョン :目指す理想像やあるべき姿、中長期的に達成したい目標

 バリュー :構成員が具体的に「やるべきこと」である価値観や行動指針

実施形態を工夫する

実施形態は、研修会場に受講者を集める「対面型研修」、Web会議ツールを用いた「オンライン研修」の大きく2パターンに分類されます。

対面型研修は、参加者同士のコミュニケーションが取りやすいメリットがある半面、研修会場の確保が必要です。

参加者や講師の移動時間や、交通費も発生します。

オンライン研修は、参加者は全国どこからでも参加できます。

ただし、参加者同士のつながりが薄く、より受動型の一方通行な研修になりがちです。

コロナ過が落ち着いたことで、「対面型研修」が見直されていますが、

やはり、「オンライン研修」の良いところを取り入れた実施形態が学びの機会を増やします。

リソース確保が難しい場合は社外講師も検討する

研修の講師を「社内メンバー」にするか、「社外講師」にするかは大きな判断となります。

社内講師は、社外講師と比較して費用が抑えられ、社内事情に詳しい等のメリットがあります。

社外講師は、費用が高い反面、研修の質が変わります。

社内のリソースをうまく活用したいところですが、社内のリソースも無限ではありません。

アウトソースできるところは、アウトソースして、社内のリソースは業務に活用する方が生産性は高くなります。

特に社内の研修担当者は疲弊してしまいますので、社外講師の検討をお勧めします。

[社外講師を依頼するメリット]

  • 社内にはないノウハウの提供
  • 最新情報で知識のバージョンアップが可能
  • 社内リソースの負担を軽減

対象者を明確にする

目的により、対象者は異なります。同じようなテーマであったとしても対象者が異なると、研修の内容、講師、時間の配分も異なります。

同じ会社でも、勤務地が異なれば、初対面の方も多いでしょう。

新人研修では、そもそも全員初対面かも知れません。

その場合は、緊張や参加者同士のコミュニケーションを促すアイスブレイクを入れるなどの配慮が大切ですので、研修の流れが変わる可能性もあります。

中堅社員や管理職が対象の研修の場合は、基礎的な内容よりも通常業務では習得しづらい業界の最新情報や実践的な内容を取り扱うことで、参加者の満足度が上がる傾向があります。

また、時間配分も重要になります。

大人でも集中力の持続時間は、一般的に15分程度と言われています。

集中力には周期があり、15分程度集中した後に1度落ち込み、また15分程度集中できるという波を繰り返します。

この波を3回繰り返すと50分になり、これが大人の集中力の平均持続時間とされています。

集中力の限界は90分といわれており、どんな人でも長時間、集中力を維持するのは困難です。

振り返りの機会を設ける

「知っている状態」「理解している状態」「活用できる状態」は階段のようにステージが異なります。

インプットだけでは、「理解しているつもり」「活用しているつもり」になりがちです。

研修中も、アウトプットやフィードバックの時間を積極的に取り入れますが、フォローとして、振り返りの機会を設けましょう。

振り返りを行う目的としては、学んだことをどのように今後の業務に活かすのかという行動目標を具体的にしてもらうためです。

研修で「知っている状態」になるだけでは、研修の意味も半減してしまいます。

振り返りを通して学んだことを整理し、内容の定着を図ると共に、

実際の業務にどのように活かしていくか共有します。

ミライブの社員研修事例

ミライブでは、全ての研修で、

  • 意思疎通、情報伝達(Communication)
  • 体験(Experience)
  • 動機付け、目的意識(Motivation)

 を意識し、研修を行っています。

※各研修は、既存の社員研修の一部として導入することが可能です。

金融経済トレーニング

  概要:社会人として知っておきたい、金融・経済の基礎知識を学びます。

  効果:最低限必要な基礎知識と実践力の向上。

人生デザイントレーニング

  概要:年齢層別に、これからのライフプランを作成・ポイントを学びます。

  効果:今後の仕事への意識改革。

スピーカー育成トレーニング

  概要:セミナー講師、プレゼンターなどの基礎知識と表現力を学びます。

  効果:社内講師、プレゼンターの育成。

リーダーシップトレーニング

  概要:リーダー候補生向け、リーダーシップやマネジメント手法を学びます。

  効果:リーダーの育成、チーム力アップ。

コミュニケーションスキル研修

  概要:効果的なコミュニケーション手法やチームビルディングを学びます。

  効果:チームワークの向上と社内コミュニケーションの改善。

セールストレーニング

  概要:営業スキルやクロージングテクニックを学ぶための研修。

  効果:売上向上と営業チームの強化。

社員研修ならミライブにお任せください!

ミライブでは、「金融」「経済」「お金」を題材として、目的に合った研修をカスタマイズしていきます。

金融というと苦手意識を持っている方も多いのですが、社会や経済の仕組みは身近な話題であり、伝え方を工夫するだけで、誰でも比較的短い時間で、金融教育の効果を、実感することが可能です。

また「金融教育をきちんと学びたい」と考えている社会人は多く、魅力的な福利厚生制度として他社との差別化を図ることが可能になります。

これまでに、

  • 専門家(ファイナンシャルプランナー)によるライフプランセミナー
  • 企業型確定拠出年金(DC)の導入 および フォローアップ研修
  • 既存研修(新人研修、マネジメント研修など)への金融教育の追加
  • ファミリーデーなどで、お子さま向け金融教育イベントの開催

など、様々な視点から金融教育を実施しています。

セミナーやイベントは参加型で、『楽しく学ぶ場』を創造しています。

従業員の皆さまは、将来の大きな不安ではなく、なんとなく、漠然とした不安を

抱えていると感じる方が多いようです。

『不安の種』が育ってしまう前に。

ミライブの金融教育では、従業員エンゲージメントを高めることを意識し、『目的』・『トレーニング内容』・『実施方法』をカスタマイズして、最適解をご提案いたします。

元記事発行日:2024年10月14日、最終更新日:2024年11月18日