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リスキリングの4つの問題点!解決する方法と流れを解説

リスキリングとは?

リスキリングとは、社会人の学び直しと言われ、新しい職業に就くため、もしくは今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応する為、会社が今後の事業戦略に合わせ、習得してもらいたいスキルについて、社員に学びの場を提供することです。

同じような用語で、リカレント教育というものがありますが、リカレント(Recurrent)とは、【循環】や【反復】という意味のある言葉で、こちらは社会人が必要に応じて、学校に戻り学び直しをすることを指します。

大きな特徴として、一旦今の仕事を離れるという前提があることが挙げられます。

業務と並行しながら学ぶリスキリングと違い、一度仕事を離れて大学などの教育機関で学び直し、また仕事に戻るというのがリカレント教育の流れになります。

また、リスキリングは企業側が主体となり社員に教育を行うものですが、リカレント教育は個人が主体的に行うものというのも大きな違いです。

日本人は、ヨーロッパなどと比較をした場合、仕事をする時間が長い、有給休暇などの取得が自由にできていないと言われているデータがあります。

そのこともあり、社会人になってから、学びを行っている人の割合は30%弱にとどまり、全体の1/4程度ということがわかっています。

そこには、「時間」という大きな課題があるわけですが、リスキリングをいう形で、企業が取り入れることで、社員は就業時間と調整を行いながら、堂々と学びを行うことができます。

日本人特有の風土のせいで、スキルアップを行う為の学びの機会を失うことなく、リスキリングをうまく活用し、学び成長し続ける形を作ることはこれからの時代に欠かせないものとなっていくでしょう。

近年コロナの影響もあり、働き方の変化が著しいことに加え、AIの進化、市場環境の変化により、これまでと体制を変更することが必要になった企業も多いのではないでしょうか。

このような変化に対応する為、リスキリングという勉強の場を活用し、他の仕事にも従事できるような体制を会社で整えることが必要になってきていることから、リスキリングは多くの企業から注目を集めています。

また、世界的には2015年頃より、成功事例がメディア掲載されるなど、既に何年前から取り組まれてきたリスキリングですが、

2022年、岸田総理がリスキリング支援に一兆円を投じると発表し、日本でも国を挙げて支援をしてくれる体制が整ったことから、より多くの企業から注目を集めています。

リスキリングの問題点とは?

日本でも注目されているリスキリングですが、取り入れるにあたって、問題点はどのようなものがあるのかを見ていきましょう。

取り組みに費用がかかる

リスキリングを取り入れる場合、専門的な知識が必要となる為、すべてのプログラムを社内で構築することは難しく、外部に委託をする必要が出てきます。

従業員一人当たりの年間予算は、6〜20万としている企業が半数ですが、中小企業では、賃上げ要求への対応が優先されてしまい、リスキリングの予算を確保できないということがよくあります。

国の準備している助成金や給付金などの活用も視野に入れながら、限りある予算の中でうまく取り入れることが必要です。

取り組みに時間がかかる

リスキリングは、短期的に謳歌が出るものではなく、ある程度時間をかけてスキルを習得する必要があります。

仕事と学びのバランスをしっかり考えることや、予算管理など、長期になってくると考えなければならないことは多くなります。

また、学んだことをそのままにしておくと、せっかく身につけた知識やスキルが無駄になってしまうので、アウトプットする場を準備するなど、長期的に計画立てて考えておくことで、より有効に活用することが可能になっていきます。

スキルが活かせないこともある

せっかくリスキリングを行い、時間と労力をかけ、スキルを獲得しても、それが現職で活かせないという場合があります。

スキル獲得はまず自分にとってどのように役立つかを考えることが重要です。

したがって、学ぶべきスキルを決める場合は、しっかりと考え、自分の仕事や将来のキャリアに活かせるものを選択することが、学んだ知識を活かすことができる近道になります。

従業員側がストレスに感じる可能性がある

リスキリングと比較されるものに、リカレント教育がありますが、リカレント教育は一旦仕事を離れ、学び直しを行います。

しかし、リスキリングは、仕事を蹴族しながら行う学びになる為、現状の仕事とのバランスが重要になります。

また前述の通り、リスキリングは長期化することが多い為、無理のないスケジュールで行い従業員にストレスを与えすぎないよう、配慮することが非常に重要になってきます。

リスキリングを導入する流れ

それでは、リスキリングを導入する為にはどのようなステップを踏めば良いか、見ていきましょう。

目標と得るスキルを明確にする

リスキリングを始めるに当たって、まずは目標を決めることが重要です。

次に、その目標に向かって必要な人材戦略を考え、その戦略を実現していくために必要となる人材像やスキルを明確にしましょう。

今後の事業に必要なスキルが現在社内にない、足りていないと感じる場合は、リスキリングを取り入れていくことで目標達成に一歩近づくことが可能になります。

スキルの優先順位を決める

必要なスキルを明確にしたら、同じ対象者に対して、いくつか種類がある場合に、その中での優先順位を考えます。

特定した分野の中から組織の目標達成に最も重要なスキルは何かを考え、を特定し、どのスキルを最初に習得すべきか、順位づけを行いましょう。

また、それらを習得する為に、どのようなプログラムが最適か、どのような方法での受講がマッチするかも考えていきましょう。

評価制度を整える

実際に何を学ぶかまで決まったら、その取り組みの進捗をどのように管理していくかを決めておきます。

従業員に目標を決めさせ、達成度を測っていったり、課題をクリアすることで、達成度を測るなど、ただ講義を受けるだけではなく、どのような状態になったらスキル習得に至っているかという判断ができる評価制度についてしっかりと決めておきましょう。

従業員の取り組みを評価する

最後に、リスキリングは学びの場を準備するのは会社ですが、実際にスキルアップに取り組むいのは従業員になります。

そこで、授業院モチベーション維持が重要になってくるのですが、モチベーションを維持するために、従業員の取り組みについて評価する基準も設けておきましょう。

例えば、何かの資格を取得した場合、奨励金を付与する、講座をいくつ受講し、一定のスキルまで達成した場合は、手当を支給するなど、わかりやすく誰もが目標とできるようなものを充備しておくことで、従業員のモチベーションを維持しながら、会社の必要なスキルを身につけてもらうことが可能になるでしょう。

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また、テーマの研修を行うことだけでなく、企業様がリスキリングを導入する目的(ゴール)の設定から、テーマの選定、また講義後の検証を行うところまでサポートをさせて頂きます。

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元記事発行日:2024年8月26日、最終更新日:2024年8月23日