ブログ
ブログ記事を参照して、
社内教育、マネーリテラシー向上、リスキリングにお役立てください。
コミュニケーション研修とは?意味ないと言われる理由やポイント
コミュニケーション研修を実施するなら「選ばれた者たち」に実施しましょう。
目次
社員研修とは?
社員研修とは、会社が従業員のスキルや知識を向上させるために行う教育プログラムのことです。
社員全員が能力を発揮し、期待を超える成果で経営者が理想とする結果を実現できているとすれば、社員研修を行う必要はないかもしれません。
業種、業態を問わず、昨今のビジネス環境は変化のスピードが速く、社員研修の内容も変化を求められています。
今回は、研修の成果を左右すると言っても過言ではない、『コミュニケーション能力』に関して、まとめていきます。
コミュニケーション研修とは?
コミュニケーション研修とは、組織で働く上で必要となるコミュニケーション力を習得するための研修です。
社内・社外に掛からわず、年齢や性別、立場の異なる人と関わる際に、スムースに意思疎通を図り、良好な関係を構築するためのスキルが求められます。
反面、誰かひとりの不協和音により、組織全体の業務円滑化や生産性に影響を与える場合もあります。
社会人になるまでのコミュニケーションと、社会人になってからのコミュニケーションでは、目的や方法が異なることは、社会人であればどなたでもご理解頂けるポイントだと感じます。
これは、採用面接と言う限られた時間の中で、判別するものでは無く、社会人になってから育んでいくことが可能です。
コミュニケーション能力は、すべての仕事の基盤となるため、新入社員だけではなく、役職や立場など、階層別に求められるスキルや成果のレベルが上がります。
特に、中間層以上の研修や、専門性の高いスキルを学ぶ場合などは、外部から講師を招き、社外の経験値を取り入れることで、より大きな成果が得られることがあります。
コミュニケーション研修が意味ないと言われる5つの理由
既に、コミュニケーション研修を取り入れているが成果が出ない、研修の成果が見えないという声を聴くことがあります。
コミュニケーションとは、お互いの理解を深め、信頼関係を築くことです。
例えば、誰かに「ありがとう」と言うとき、その言葉だけでなく、声のトーンや表情も大切です。
これらの要素が重なり、相手に感謝の気持ちが伝わります。
社内・社外に掛からわず、「信頼関係がうまく構築できない。」と言う課題がある時は、コミュニケーション研修を導入するキッカケとなります。
社員が必要性を感じていない
受講する社員が必要性を感じていない場合があります。
成果の出る研修は、受講する社員のモチベーションアップと研修の目的を共有することが大切です。
「あなたは、生産性が低いから、研修に出なさい。」と集めた研修では時間の無駄になるだけではなく、組織全体に対する悪影響の原因にもなりかねません。
研修の参加者には、選ばれているという意識と、学べる内容、日常の業務へ貢献できるポイントなどを明確にして、研修の意味や目的、求める成果を正しく理解してもらう必要があります。
実務に落とし込めていない
研修の内容をどのように実務に反映させたら良いかがわからない場合も研修に対するモチベーションがダウンしてしまうキッカケになります。
コミュニケーション研修は、自らの行動の基本となるため、自分自身でも気がつかない成果を生んでいることが多くある反面、実務研修と異なり、目に見えにくい場合もあります。
短い時間で成果を出せるように、座学も大切ですが、実際の業務を想定したロープレ(ロールプレイング)を多く、体験することを学びのポイントとしていくことが効果的です。
研修内容が古い
ビジネス環境は変化のスピードが速く、社員研修の内容も変化を求められています。
研修内容も、「温故知新」、旧来のことをよく研究し、それを参考に新しい課題や新しい事柄について考えていくことが大切です。
時代の変化により従来のコミュニケーションスタイルも変化していきます。
新しいビジネスツールを使いこなす中でも、きちんとコミュニケーションを図れるように学んでいく必要があります。
行動変容に至っていない
コミュニケーション研修は、仲の良い仲間同士で、普段の業務では体験のできない時間を過ごすことができるため、「面白かった。」で終わってしまう傾向があります。
「心が変われば、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる。」という言葉があります。
研修で学んだ内容が、その後のコミュニケーションに活かされないと研修の意味がありません。
「面白かった。」という感想は非常に大切で、研修後のフォローアップで行動に変化と継続が明確になっていきます。
フォローアップができていない
コミュニケーション研修に限らず、定期的に研修は実施するが、研修後のフォローは現場任せという場合も少なくありません。
また、業務が多忙で、参加することが目的になってしまうと、実際の業務に研修の内容が反映されにくくなってしまいます。
コミュニケーション研修で学んだ内容を、実務で経験として積上げ、研修を振り返る機会を作り、レポートやアンケートを作成するだけでも効果が変わります。
フォローアップは、受講者だけでなく、会社側にとっても、費用や時間をかけて実施した研修の効果を判断する材料になります。
社員研修でコミュニケーション研修を行うメリット
様々な従業員向けの研修が実施されている中、コミュニケーションに特化した研修を行うことで、メリットを期待できます。
業務効率の向上:
社員同士の意思疎通が円滑になり、連携が強化されることで、業務の無駄やコミュニケーションロスが減少します。
人間関係の改善:
コミュニケーションスキルが向上することで、社員同士の関係が良くなり、職場の雰囲気が改善されます。
離職率の低下:
良好な人間関係が築かれることで、社員の満足度が向上し、離職率の低下が期待できます。
チームワークの強化:
チームでの課題解決やプロジェクト管理の演習を通じて、チームメンバーの役割や責任が明確になり、協力して仕事を進める能力が向上します。
ビジネス成果の向上:
顧客との信頼関係を築く能力や、相手のニーズに合わせた提案力が向上することで、顧客満足度や売上の向上が期待できます。
コミュニケーション研修を計画的に実施することで、これらの効果を持続的に得ることが可能です。
コミュニケーション研修のポイント
コミュニケーション研修をより効果的に実施するには、
「解決したい課題と目的に合った研修を企画すること。」
「対象者により、コミュニケーション研修のスタイルを決めること。」
が大切になります。
一般的に研修は、人事・経営・現場のそれぞれの立場での課題抽出をします。
コミュニケーション研修に関しては、経営側から見た課題の解決を目的をすることをおすすめします。実際に研修を実施する際の流れを見ていきましょう。
対象者を選定する
コミュニケーション研修は、最終的にはすべての階層の社員に施策を浸透させる必要がありますが、まず対象者を明確にするのが大切です。
新入社員や管理職といった階層別に実施するケースと、営業職やコールセンターといった職種別に実施するケースがあります。
また、対象者を全員とせず、選抜式で研修を実施する場合もあります。
特定のメンバーからアプローチして効果を測定していくと良いでしょう。
実務に落とし込めるようにする
実際の実務に落とし込めるように、研修で経験値を積上げることを意識します。
仮想のOJTとして、課題に対する有効なコミュニケーションについて考えてもらうために、ディスカッションの場を設けたり、実際の業務を想定したロープレ(ロールプレイング)では、主観的な体験と、客観的な体験を同時に経験することが可能です。
また先輩社員のフォローアップとしても、この学びの場を活用できます。
研修後の振り返りを行う
研修を実施したあとは、必ず振り返りを徹底しましょう。
コミュニケーション能力には、個人差があります。日ごろから、コミュニケーション能力に自信のある人は、研修に対して、特に、「面白かった。」で終わってしまう傾向があります。
新人、先輩・後輩、顧客、リーダー、管理職と、会社が求めているコミュニケーション能力が異なっていることを、正しく認識することは、簡単ではありません。
研修後に、学んだ内容、日常の業務へ貢献できるポイントなどを振り返り、研修の意味や目的、成果を正しく理解してもらう必要があります。
必ずフォローアップを行う
知識やスキルの定着には、時間が必要になります。
「エビングハウスの忘却曲線」によると、1度覚えたものは、1時間後に56%忘れ、1日後に74%忘れると言われています。
これを、コミュニケーション研修に当てはめると、自身の持っていた従来のコミュニケーション能力に戻っていく感覚となります。
実際の業務を想定したロープレ(ロールプレイング)などを、定例のミーティングなどに取り入れたり、業務日誌などを活用し、適時、状況をモニタリングするなどの方法もおすすめできます。
フォローアップ研修の実施も効果的です。
研修内容を定期的に見直す
研修内容を定期的に見直すことも、成果を出し続けるポイントになります。
外部環境や、コミュニケーションツールも変化していきますので、同じことの繰り返しでは、効果が薄くなってきてしまいます。
また、研修を企画する上では立場を横断してヒアリングしてみるのも良い方法ですし、外部から講師を招き社外の経験値を取り入れることで、より大きな成果が得られることもあります。
ミライブのコミュニケーション研修事例
コミュニケーションがうまく図れないとどのような課題が起こるのでしょうか。
離職率が高くなる
コミュニケーションに問題がある人は、自分の意見をうまく伝えることが苦手です。
それは、社内だけではなく、クライアントや協力会社とのコミュニケーションも上手にできず、問題の火種となります。
また優秀な人材であっても、良好な人間関係を構築できずに、体調を崩すほどのストレスを抱えてしまう場合や、仕事や会社への想いを失くし、離職に向かってしまう場合があります。
業務効率が低下する
「報告・連絡・相談」は、コミュニケーションが円滑に図れない組織では機能しません。
特に、「時間」「品質」「トラブル対応」の質の低下は、会社の信頼を損なう原因となり、業務効率の低下を招きます。
損失や違反の原因になる
部署やチームの単位でも、日頃のコミュニーションが不足していると、社員同士の意見交換、間違いや不正に対する指摘ができなくなります。
特に部下とのコミュニケーションが円滑に図れない場合、小さな課題に気がつくのが遅れ、重大なハラスメント問題や取り返しのつかないコンプライアンス違反などに発展し、巨額の損失につながる恐れがあります。
ミライブでは、新人及び若手向けの研修では、学生時代のコミュニケーションと社会人の違いを明確にして、「信頼関係の構築」を第一の目標としています。
中堅・リーダー向けの研修では、
「同じような経験や知識を持っているのに、成果に差が出る。」
「部下やメンバーのコミュニケーションに課題がある。」
と感じた際に、
「自分の仕事の進め方や態度を見直す必要があるのでは!?」
とコミュニケーションスキルのレベルアップを目標にします。
マネジメント向けの研修では、成果の上がる環境(フィールド)の作り方を8つのキーワードから、マネジメントに必要なコミュニケーションを実践できる気づきを共有します。
コミュニケーション研修はミライブにお任せください!
ミライブでは、「金融」「経済」「お金」を題材として、目的に合った研修をカスタマイズしていきます。
金融というと苦手意識を持っている方も多いのですが、社会や経済の仕組みは身近な話題であり、伝え方を工夫するだけで、誰でも比較的短い時間で、効果を、実感することが可能です。
また「金融の知識をきちんと学びたい」と考えている社会人は多く、魅力的な福利厚生制度として他社との差別化を図ることが可能になります。
これまでに、
- 専門家(ファイナンシャルプランナー)によるライフプランセミナー
- 企業型確定拠出年金(DC)の導入およびフォローアップ研修
- 既存研修(新人研修、マネジメント研修など)への金融教育の追加
- ファミリーデーなどで、お子さま向け金融教育イベントの開催
など、様々な視点から社員研修を実施しています。
セミナーやイベントは参加型で、『楽しく学ぶ場』を創造しています。
また、従業員の皆さまは、将来の大きな不安ではなく、なんとなく、漠然とした不安を抱えていると感じる方が多いようです。
ミライブでは、従業員エンゲージメントを高めることを意識し、『目的』・『トレーニング内容』・『実施方法』をカスタマイズして、最適解をご提案いたします。
元記事発行日:2024年9月24日、最終更新日:2024年9月24日