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エンゲージメントの測り方とは?指標や手段を解説
エンゲージメントの向上は、企業の成功において欠かせない要素となっています。
従業員エンゲージメントを高めると、企業はさまざまなメリットを得られるでしょう。
特に現代のビジネス環境では、生産性の向上や離職率の低下など期待できます。
今回は、エンゲージメントの定義から、その指標や測定方法、そしてエンゲージメントが低い場合の対処法まで詳しくまとめました。
エンゲージメントの重要性を理解し、効果的な手法で測定・向上させることで、企業の成長を促進しましょう。

目次
エンゲージメントとは?
エンゲージメントとは、従業員が企業や仕事に対して感じる情熱や関与の度合いを指します。
従業員が高いエンゲージメントを持つ場合、企業に対して強いコミットメントを持ち、積極的に貢献しようとする姿勢が見られます。
またエンゲージメントは、従業員満足度やモチベーションとは異なり、単なる満足や報酬に対する感謝の気持ち以上のものを含んでいます。
エンゲージメントが高い従業員は、自分の役割や目標に対して情熱を持ち、仕事に対する責任感や達成感を感じています。
エンゲージメントの向上は、企業の生産性や業績に直接的な影響を与えるため、重要な要素として認識されています。
(参考)未来人材ビジョン(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf
エンゲージメント指標(指数)とは?
エンゲージメント指標(指数)は、従業員の会社への、「熱意」「信頼度」「愛着度」を指標化し、会社と従業員との関係性を数値で表したものです。
これにより、企業は従業員のエンゲージメントレベルを把握し、適切な対策を講じることができるでしょう。
一般的なエンゲージメント指標には、従業員の満足度、エンゲージメントスコア、離職率、従業員の推薦意欲(NPS)などがあります。
これらの指標を定期的に測定し、変化を追跡することで、エンゲージメントの傾向や課題を明らかにすることが可能であり、大切です。
また、エンゲージメント指標は、企業全体のパフォーマンスや業績との関連性を把握するためにも重要です。
近年、経営における従業員エンゲージメントの重要性が注目されるようになり、活用する企業が増えてきました。
従業員エンゲージメントが向上すると、生産性や顧客満足度などの向上も期待できます。
例えば、高いエンゲージメントスコアを持つ企業は、低い離職率や高い生産性を示すことが多いとされています。
従業員エンゲージメントの測定方法
エンゲージメントを効果的に測定するためには、いくつかの方法を組み合わせることが重要です。
もちろん従業員エンゲージメントは自社による測定も可能ですが、専門業者に依頼すれば、より高度な測定を実現できます。
自社に合う測定方法を取り入れましょう。
○エンゲージメントサーベイ
従業員エンゲージメントの計測で、現在最も広く用いられているのは「エンゲージメントサーベイ」と呼ばれるアンケート調査です。
月1回や半年ごとなど定期的に行うことにより、従業員エンゲージメントの推移を確認できます。
サーベイの質問項目には、仕事に対する満足度、企業のビジョンへの共感度、上司や同僚との関係性、職場環境などが含まれます。
また外部の専門企業に依頼することで、客観的かつ効率的に行うことが可能です。
サーベイ結果を分析することで、エンゲージメントの強弱や課題を特定することができます。
エンゲージメントサーベイは、定期的に実施することで、エンゲージメントの変化や改善効果を把握するための重要な手段といえるでしょう。
アンケート調査
アンケート調査は、従業員エンゲージメントの測定において広く用いられる方法のひとつです。
アンケートでは、従業員の具体的な意見や感じている課題、改善点などを尋ねることができます。
例えば、職場環境や福利厚生についての満足度や、リーダーシップに対する評価など、さまざまな側面からエンゲージメントを測定します。
アンケート調査の結果を活用することで、従業員の声を反映した具体的な改善策を導入することが可能でしょう。
また、従業員の満足度を測定できる、従業員ネットプロモータースコアの活用も有効な方法です。
従業員が自分の職場を他人に勧める可能性を問うため、従業員の企業に対する意識を簡単に確認できます。
面談
従業員と直接対話を行うことで、エンゲージメントの状況を把握するとともに自社の問題点を把握することもできます。定期的な面談を通じて、従業員の意見や感情を共有し、エンゲージメント向上に向けた具体的なアクションプランを策定することができます。
面談では、従業員が感じている課題や不満を解消するための具体的な対策を話し合うことが重要です。また、面談を通じて従業員との信頼関係を築くことで、エンゲージメントを向上させる効果も期待できます。
リサーチ
リサーチは、エンゲージメントに影響を与える要因を分析するための方法です。
例えば、従業員のエンゲージメントに影響を与える職場環境、報酬制度、キャリアパスなどを調査し、その結果を基に改善策を提案します。
リサーチ方法の一つとして目的を決めて従業員を絞り込んだうえで意見を集める「フォーカスグループ」という方法があります。
また、企業が蓄積したビッグデータを活用する「ピープルアナリティクス」も効果的でしょう。
リサーチを通じて得られたデータを活用することで、エンゲージメント向上に向けた戦略的な施策を導入することができます。
エンゲージメントが低い場合はどう対処すれば良いか?
エンゲージメントが低い場合、企業は迅速かつ効果的に対策を講じる必要があるでしょう。
まず、自社にとっての従業員エンゲージメントを定義が重要です。
従業員エンゲージメントといっても幅が広いため、まずはどのような状態なら従業員エンゲージメントが高いといえる状態なのか、自社の定義を決めましょう。
目指す姿や達成したい目標によっても、従業員エンゲージメントの定義は変化します。定義が明確になれば、取り組むべき具体的な施策も検討しやすいはずです。
例えばエンゲージメントとして、職場環境の問題、報酬制度の不満、上司との関係性などが挙げられます。
これらの原因を把握した上で、具体的な改善策を導入することが求められます。
また、従業員の価値観・ニーズの把握も欠かせません。従業員が何を求めているかを把握しなければ、エンゲージメント向上の取り組みがそもそも効果を持ちません。
これには、アンケート調査や面談が役立つでしょう。個人のやりがいやニーズが明確になったら、それにフィットする人事異動や権限委譲を検討し、企業の方向性と一致させていきましょう。
ほかにもマネジメント層の教育も重要です。
部下の話を真摯に受け止め、適切なマネジメントやリーダーシップを発揮することで、従業員の信頼感や愛着が高まることでしょう。
そのために、マネジメント層に社内やチーム内での立ち位置を把握させ、それに見合った裁量を可能な限り持たせることが大切です。
そのための方法として、マネジメント研修の実施、公正な評価基準の設定、人事ツール導入などを検討しても良いでしょう。
(参考)働きがいのある職場づくりのために(厚生労働省)
https://jsite.mhlw.go.jp/gifu-roudoukyoku/content/contents/001735223.pdf

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まとめ
人材確保の競争激化や働き方の多様化などが目立つ現代において、エンゲージメントの向上は、企業の成功において欠かせない要素といえます。
一方で、その向上に向けた課題も浮き彫りになっています。
人材不足が進む中で、エンゲージメントが低いまま放置すると生産性の向上は望めません。
従業員エンゲージメントを向上させることで、生産性の向上や離職率の低下などさまざまなメリットを期待できます。
またエンゲージメントを効果的に測定し、適切な対策を講じることで、従業員のモチベーションや生産性を向上させることも期待できるでしょう。
今回は、エンゲージメントの定義から、その指標や測定方法、そしてエンゲージメントが低い場合の対処法までわかりやすくまとめました。
エンゲージメントの重要性を理解し、効果的な手法で測定・向上させることで、企業の成長を促進しましょう。
元記事発行日:2025年2月28日、最終更新日:2025年3月10日